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月極駐車場の読み方と意味

「月極駐車場」。小さい頃は「げっきょく」や「つきぎわ」などと読んだりしませんでしたか。
私は、「月極」という変わった苗字の人がやっている駐車場なのだと勘違いしていた時期がありました。

よく目にすることから「月極」いう巨大駐車場グループがあると信じている人がいるという都市伝説もありますね。
「月極」とは1ヶ月を単位として契約をすることを意味します。

なので、月極駐車場は1ヶ月単位で借りられる駐車場、マンスリーパーキングということになりますね。
なので、1ヶ月だけでも借りられるということになりますが、大抵は長く借りてくれる人を貸主さんは求めていますので、
1ヶ月だけ借りたい場合には、最初に申し出たほうが方がいいかもしれません。

車の車庫証明が欲しいがために月極駐車場を短期間契約する人もいますので、
なぜ1ヶ月なのか説明が必要になってくる場合もあります。

その場合は出張期間中だからなど理由ははっきり述べたほうがいいでしょう。

月極

月極駐車場と法律3

月極駐車場に無断駐車に対する警告看板を立てるのであれば、「契約者以外立ち入り禁止」のほうがいいかもしれません。
契約者以外の人間が入った時点で軽犯罪となり、罰を科すことができます。

無断駐車にしろ、その無断に駐車した事実と駐車時間が明確になっていないと法律で裁くことは難しくなってしまいます。
月極駐車場内に監視カメラなどを設置してあると証拠として扱うことができますので、あるといいかもしれません。

それと、裁判に持ち込む場合ですが、弁護士やら裁判の費用ももちろんかかってきます。
よほど悪質な無断駐車などでなければ、罰金額も少ないので、結果的には必要経費の出費の方が高くついてしまうのが定石のようです。
ですから裁判になる事は少ないようです。

このような事を周知しており、巧妙に月極駐車場に無断駐車している人がいるのも事実です。
知恵を絞って無断駐車をなくさなければ、貸主さんたちの気苦労は絶えることがないかもしれません。

月極駐車場と法律2

月極駐車場にある無断駐車に対する警告看板。
「○円の支払い(罰金)」と書いてあっても実際はその通りに支払う必要性はありません。
というより、支払いを請求すのはむずかしいでしょう。

無断駐車に対しての罰金はその月極駐車場の月の駐車料金を日割り、あるいは時間割りしたくらい額になります。
ですから、額的にはそんなに大きなものにはなりません。

しかも、支払う可能性が出てくるのは、無断に駐車が数時間、
数日というある程度時間が経たなければ損害賠償は難しくなってきます。

5分という短い時間ではかなり難しいといえます。
また、加害者に対し、罰金を科すことができるのはあくまでも国であり、裁判所への手続きが必要になります。

そのため、月極駐車場の貸主が上記のような看板を立てたとしても無断駐車に対し、個人対個人で賠償請求することはできず、
あくまでも警告看板くらいの効果しかないのです。

だからといって、立てないよりは無断駐車を防げていますのである方が良いといえます。

怒る

月極駐車場と法律

月極駐車場や店の駐車場などでよくあるのが、契約者・利用者以外が駐車してしまう、無断駐車です。
時間制パーキングのように代金を払わなければ車が出せないということがありませんので、
無料駐車場のように使用されてしまうことがあります。

契約者や利用者にとっては迷惑な話以外なんでもありません。
そこでよく月極駐車場には、次のような看板あるいは張り紙を見ることがあります。

「契約者以外の車両が駐車されている場合、○万円の支払い(罰金)をしていただきます。」
皆さんも見かけたことはあるはずです。これは無断駐車に対する警告です。

私が見たところでは5万円と書いてありました。このような看板があるのとないのでは、効果は全然違うでしょう。
ですが、例えば月極駐車場内に5分だけ停めていても、無断駐車だからと罰金を払わないといけないのでしょうか。

この疑問は誰でも思ったのではないでしょうか。この問題は次項以降で詳しく見ていこうと思います。